思いっきり、嫌なものを見てしまった・・・。
それも、かなりの至近距離で・・・。(普通の方からしたら、その距離間を「至近距離」とはいわないかもしれないが・・・)
私は強迫性障害になってから、自分にとって不快と思われるものに対して、自分とその対象物との距離感を計れなくなってしまった。仮に、もしそれが100メートル先にあったとしても、「触ってしまったのではないだろうか?」「私に何か嫌なものが付いてしまったかもしれない」と、本気で悩み、考え込んでしまう。
強迫症状が一番ひどかった時期は、一度悩み始めると全くなにも手につかず、食べたり、飲んだりも一切せず(する気にならない)、一日中座り込み、ひたすらその時の光景を何度も思い出しては、地獄の気分を味わいながら過ごしていた。
この日記を書いている今、とにかく考えないように必死に努力をしている。考えても、考えても、いつまでもその答えは永遠に解決することはないから・・・。20余年、数え切れないほどの強迫に苦しみ、悩んだが、一つとして解決したことはない。だから、考えてはいけないのだ。病気のせいでこのような考えが浮かんでしまうんだと何度も自分に言い聞かせ、それでも不安で、たまらなく不安で、苛々がピークに達し、負の感情といえる全てのものが、私を延々と蝕み続ける。何度それに屈しそうになっただろう・・・。何度人生にピリオドを打とうとしたことだろう・・・。でもこれが私に与えられた人生の試練だというのなら、それに堂々と立ち向かう勇気を持とう。病気という試練を抱えた私を、私自身が忌み嫌ってしまうことは、現在の私を否定することになるから。この病気になってから今まで頑張ってどうにか生きてきた自分を誇りに思う。なぜなら、その苦しい時をどうにか乗り越えてこられたからこそ、将来の夢に向かって頑張っている今の自分に辿り着けたのだから。

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