いつか＝きっと

＜夢日記＞

大好きな　憧れの　あの人が　横に座った
泣いている私に　片言の日本語で　たずねる

「どうして　泣いてるの？」

私は答える
「悲しいから　つらい過去を　思い出してしまうから」

彼は　その言葉を聞き　考えこむ
それから彼は　片言の日本語で　たくさん　話しかけてくれた
プリントされた　紙の裏
彼がおもむろに　世界地図を　描きはじめる
英語で国名を書き込み　私にわかるように説明しながら

そして　私が彼に　教えようとしたのは　
”Japanese　Girl”について

*****************************************

数人のガイドと共に　街中を歩く彼と　度々会った
そのたびに　お互い　はにかんだ笑顔とともに　瞳で挨拶をかわす
玄関扉の　覗き穴から　外を見る
その前を　彼が　通りすぎていく

私は　驚きと　うれしさと共に　焦燥感に　おそわれる
それを振り切るかのように　扉を　いきおいよく開け

彼の　去り行く背中に　叫んだ
一縷の希望を　抱いて

「＊＊＊＊＊」　

振り返った　彼の顔が　語っていた
「また　逢ったね」